水俣市では、毎月19日を「いきいき健康食育の日」としています。
さて、今月のテーマは「災害時食品の家庭備蓄のすすめ」についてです。
非常時に備える
令和7年度の水俣市地域防災計画(p.30)では、「最低3日分(推奨1週間分)の食料、飲料水、生活必需品の備蓄」を事前の備えとして掲げています。非常時への備えについて必要性を理解していても、実行するのはなかなか難しいです。スモールステップで、まずはエネルギーと水分の確保から始めましょう。そして、おかずになるもの(たんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルの確保)、また、ほっとさせるような心の栄養になるものも選んでいきましょう。
なにを備える?
- エネルギーの確保・・・パックご飯やインスタントの雑炊、雑穀入りのスープ等。湯せんやお湯が必要なので、ガスコンロや水も一緒に備えておきます。調理不要ですぐに食べられるものでは、乾パンや長期保存可能なビスケット、クラッカー、栄養補助食品等があります。
- 水分の確保・・・水やお茶、常温保存可能な飲みきりサイズの野菜ジュースやコーヒー、ロングライフ牛乳(牛乳よりも賞味期限が長く常温保存が可能なもの)等。水は、飲用水や調理用として1人あたり1日3リットル備蓄します。3日分だと9リットル必要なので、2リットルペットボトル約5本です。推奨1週間分だと21リットル必要なので、2リットルペットボトル約11本。これで1人分なので、4人家族の場合は、3日分で(9リットル×4人=36リットル÷2リットル=18本)3ケース(2リットル、6本入り)、推奨1週間分で(21リットル×4人=84リットル÷2リットル=42本)7ケースとなります。食器を洗う、その他生活用水は別途必要です。
- おかずの確保・・・肉、魚、豆の缶詰、レトルト食品、フリーズドライ食品
- ほっとしたいときには・・・ゼリーやフルーツ缶、お気に入りの日持ちする食品
食べる→買い足す「ローリングストック」
備えた食品は賞味期限が近くなってきたら、普段の食事に取り入れましょう。買い足しながら食べることで、食品ロスにつながります。非常時に食べる食品に日頃から食べ慣れておくことも、平時からの備えとしてできることのひとつです。
食べ物と一緒に備えておくと便利なもの
■カセットコンロ
■ガスボンベ
■食品用ポリ袋
■缶切り
■ラップ・アルミホイル
■使い捨て食器(紙皿、紙コップ、割りばし、スプーン等)
要支援者の備蓄
ご家族に通常のご飯が食べられない、食べにくい人がいる場合には、その人に合った食品を備えましょう。
- 噛んだり飲み込んだりが難しい・・・お粥ややわらかなおかず、とろみ調整食品、ゼリー飲料
- 食物アレルギーや慢性疾患・・・アレルギー対応食品、自身の食事制限に対応するもの(腎臓病食、糖尿病食等)
- 赤ちゃんのミルクや離乳食・・・液体ミルク、使い捨て哺乳瓶、スティックタイプの粉ミルク、ベビーフード(飲み慣れているもの、食べ慣れているもの。普段粉ミルクを飲んでいる場合は、液体ミルクを経験させておきます。普段飲ませている粉ミルクが飲めるように、使い捨て哺乳瓶を準備しておくと安心です。ベビーフードについても同様です。大人と違い経験が少ない子どもは、警戒心を抱き食べないことがあります。いざ食べるときの警戒心を和らげてあげられるよう、普段食べることがなくてもローリングストックしながら、お出かけの際等でたくさん経験させてあげましょう。)
非常時の長期化
非常事態が長期化した場合に、エネルギーやたんぱく質だけの摂取が続いてしまうと、ビタミンやミネラルが不足していきます。からだの調子がすぐれない等の不定愁訴を感じるようになることがあります。そのため、野菜を含んだフリーズドライ食品やレトルト食品、フルーツ缶、野菜ジュース、ロングライフ牛乳等、ビタミンやミネラルを含んだ食品備蓄が積極的にできると、より充実した備えとなります。
参考資料
・令和7年度水俣市地域防災計画
・備蓄のすすめ 消費者庁
(外部リンク)
・災害時に備える家庭での備蓄の推進について 熊本県
(外部リンク)
おわりに
今月の「いきいき健康食育の日」のテーマは、「災害時食品の家庭備蓄のすすめ」についてでした。
「食事についてもっと知りたい」などご質問・ご相談がある場合には、いきいき健康課(電話0966-63-3202)までお問い合わせください。

水俣市食育PRキャラクター「ちっさん」